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【2025年6月最新】Looker Studio Proで何ができる?無料版との違いを徹底解説

無料版でも十分便利なLooker Studioですが、Pro版にアップグレードすることで、法人向けの機能が強化されます。レポートが組織に属するため、作成者が退職でてもレポートは残ります。個人で利用する分には、無料版で十分だと思いますが、組織的に利用するときにPro版のメリットを中心に解説していきます。

目次

Pro版の5つの主要機能を具体例で解説

1. Lookerの所有権が個人から法人に

無料版では、レポートの作成者が退職すると、そのレポートにアクセスできなくなるという問題があります。これは、レポートが個人のGoogleアカウントに紐づいているため、引き継ぎが困難になるからです。

一方、Pro版では、レポートが組織に属するため、作成者が退職してもレポートは残り続けます。さらに、Google Cloudプロジェクトにリンクして、IAMで権限管理が可能になります。

2. Google Chat共有とアラーム機能が利用できる

  • Google Chatへの共有できます。
  • アラート機能: 売上が目標値を下回った時など、条件を満たした際に自動通知されます。
  • 1つのレポートに最大20件の配信スケジュールを設定可能です。

3. Looker Studio モバイルアプリ

無料版だと、モバイルアプリで利用不可です。

Proでは、専用のモバイルアプリで閲覧が可能になります。

4. Cloud カスタマーケアのサポート

無料版では、コミュニティフォーラムのみです。

Pro版だとGoogleの有人サポートが受けられます。

5. Gemini in Looker(AI アシスタント)

  • 自然言語でデータ質問: 「今月の売上はどう?」と聞くだけでグラフ作成できます。
  • 計算フィールドの自動作成: 「売上成長率を計算して」で自動的に数式作成されます。
  • プレゼンテーション連携: レポートをパワポに自動変換できます。

料金はいくら?

1ユーザーあたり月額9ドルです。また、組織単位でのサブスクリプションも可能で、その場合は月間アクティブユーザー(MAU)あたりの月額費用が発生します。

  • ユーザー単位の従量課金制のため、ユーザーが増えると金額が増えます。
  • 具体的な料金は公式サイトで確認してください。

Pro版が向いている組織は?

  • 複数人でのチームでレポートを共有している
  • 定期的なレポート配信を自動化したい
  • モバイルでのデータ確認が必要
  • AIを活用したデータ分析に興味がある

導入前に知っておくべき注意点

前提条件

  • Google Workspace または Cloud Identity のユーザーアカウントが必要です。
  • Google Cloud プロジェクトと請求先アカウントの設定が必要です。
  • 組織の管理者権限が必要です。

まとめ:Pro版にアップグレードすべき?

まずは無料版で基本的な使い方をマスターしてから、チームの規模と必要性に応じてPro版を検討するのが良いと思います。しばらくは、組織でLookerの定着をさせて、利用者が増えてきてから、Pro版を検討した方がいいと思います。Lookerを使いこなしている人が退職しそうな場合は、早急にProを検討した方が良いと思います。
サブスクのため費用負担が大きくなっていくので、組織にLookerが定着する前は、まだ、Proを検討しなくて良いと思います。

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この記事を書いた人

大学卒業後、ITコンサルタントに入社。その後、アドテク企業にてマーケティング業務に従事。Looker Studioを活用して様々な業務を効率化

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