Looker Studioでコントロールから追加した期間設定が、グラフと連動しないケースについて解説します。
この設定を誤ってしまうと、表示されるデータと実際の意図にズレが生じ、分析結果に大きな認識違いを招くことがあります。この記事では、その原因と正しい設定方法をわかりやすく説明します。
グラフ側の設定が問題
グラフの期間フィルタの設定を“カスタム”に変更した場合に、コントロールの期間設定と連動しなくなります。
コントロールの期間設定について
「コントロールを追加」から「期間設定」を選択すると、期間が表示されるようになります。
デフォルト設定ではコントロールの期間設定とグラフは連動します。

コントロールの期間設定とグラフが連動する理由
デフォルト設定ではグラフ側の期間のフィルタが”自動”となっています。
デフォルト設定であればコントロールの期間設定とグラフが連動します。

コントロールの期間設定とグラフが連動しない理由
グラフ側の期間のフィルタが“カスタム”の場合は、コントロールの期間設定とグラフが連動しません。

グラフが連動しないことのデメリット
認識齟齬が発生します。こちらのグラフを見れば、コントロールの期間設定と連動しているものと思いますが、
期間設定で“カスタム”が設定されている場合は、コントロールの期間設定とグラフが連動していません。

Looker初心者では認識齟齬が発生することはあまりない
Looker初心者だとデフォルト設定のままのことが多いためグラフが連動します。
Lookerに慣れてグラフの期間を変更し始めた時に発生しやすくなります。
推奨はグラフ側の期間を自動設定のままにしておく(デフォルト設定)

コントロールの期間と連動しないことによる認識齟齬のデメリットが大きいため、そのままの自動にしておくのが推奨です。
まとめ
Lookerの期間設定はグラフと連動する非常に便利な機能なのですが、グラフと連動しない時は認識齟齬が発生しやすくなります。
認識齟齬をしないように、デフォルト期間のフィルタを自動のままにしておくのが推奨です。
知ってしまえば単純な話ですが、便利さゆえに設定ミスが起こりやすいです。
期間設定とグラフがずれないよう、デフォルト設定のままにしておきましょう。
コメント