スプレッドシートではなくLooker Studioを活用する大きな理由がPDFでの綺麗な出力です。スプレッドシートは操作や行いやすいですが、見た目は微妙になりがちです。今回は、スマホ対応の縦型レポートを作る方法を解説します。
目次
キャンバスサイズの変更方法
レポート全体の設定

選択できるサイズ一覧
- 自動(デフォルト):1200×900ピクセル
- US レター(4:3)- 縦向き:900×1200ピクセル
- US レター(4:3)- 横向き:1200×900ピクセル
- スクリーン(16:9)- 縦向き:768×1366ピクセル
- スクリーン(16:9)- 横向き:1366×768ピクセル
サイズ名の意味
- US レター:アメリカで規格化されて北米で使われている紙の寸法(8.5×11インチ)。A4より横幅が少し広く、縦が短い用紙サイズです。
- スクリーン:テレビやモニターなどの画面比率を表しています。16:9は現在の主流となっている画面比率で、地上デジタル放送やYouTubeなどで使用されています。
サイズ名の表記について 「スクリーン(16:9)」という名前になっていますが、実際は縦向きと横向きで比率が異なります。縦向きは9:16(768×1366)、横向きは16:9(1366×768)になります。Looker Studioの表記では両方とも「16:9」と書かれているため分かりにくいですが、上記のサイズ表を参考にしてください。
カスタムサイズ

用意されているサイズで対応できない場合は、カスタムサイズを設定できます(幅10~2,000ピクセル、高さ10~10,000ピクセル)。デフォルトの幅に対して、高さを増やしていくのがおすすめです。
個別ページでのキャンバスサイズ設定
Looker Studioでは、個々のページでレポートのキャンバス サイズをオーバーライドできます。同じレポート内でも、ページごとに最適なサイズを設定できるため便利です。
設定手順

- 該当ページを開く
- 設定を変更したいページに移動
- ページ設定を開く
- メニューから「ページ」→「現在のページの設定」を選択
- 右側パネルの「スタイル」を選択
- キャンバスサイズを設定
- 「キャンバス サイズ」は初期設定で「自動」
- プリセットまたはカスタムサイズに変更
まとめ
キャンバスサイズの設定を工夫するだけで、スマホでも快適にレポートを確認できます。個別ページでの設定機能を使えば、用途に応じて最適化された複数のビューを提供できるので、ぜひ活用してみてください。
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