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Looker Studioのズームとパンを徹底解説!ズームは想像つくけど、パンってなに?

類似したデータが続いて「このグラフの差が分かりにくい」という時に、Looker Studioのグラフインタラクションのズームとパン機能を使えば、グラフを拡大することが可能です。ズームはイメージつくと思うのですが、特にパンて何?と疑問に思う初心者の方に向けて、わかりやすく説明します。
Google ドキュメント:グラフのズームとパン

ズームとは?

ズームはグラフの特定の部分を拡大してくれる機能です。
たとえば、折れ線グラフや棒グラフでデータポイントが密集している場合、ズームを使うことで個々の値をはっきり見ることができます。次のようなユーザー数が減少しているデータにズームをチェックに入れたグラフ画面です。

2.1万人をピークにユーザー減少があったので、2万を基準に調べようと思います。
まずは赤い枠線をマウスで囲います。


すると、紫色の四角い表示がグラフの横領域をいっぱいまで表示されます。

選択後は、囲った範囲のデータだけが表示されます。
今回は2万の周辺を囲ったので、そのデータがフォーカスされます。

パンとは?

パンは 、ズームした後にグラフ内を移動する機能です。ズームで拡大すると、グラフの一部しか画面に表示されなくなりますが、パンを使えば上下左右にスライドして、ほかのデータポイントを確認できます。例えるなら、地図アプリで拡大した後に指で地図を動かすような操作です。

先ほどの画面でグラフを上にあげます。

グラフが上に表示されます。今回の上限が2.25万なので見にくいかもですが、グラフが上に表示されます。

そこから↓に下げます。

そうすると、1.7万以下のデータが表示されます。1.7万以上のデータは見切れてしまいます。

目次

ズームの設定方法

  1. ズームやパンを設定したいグラフ(例:折れ線グラフ、棒グラフなど)を選択します。
  2. Looker Studioで対象のレポートを開き、右上のプロパティ設定ボタンをクリック。
  3. 「グラフ インタラクション」セクションまでスクロールし、「ズーム」にチェックを入れます。
  4. 編集画面から表示画面に切り替え(ズームにチェックを入れると、パンも自動で利用できます)

3つの留意事項

1.クロスフィルタリングと同時に利用できない

ズーム機能はクロスフィルタリング(他のグラフと連動してフィルタをかける機能)が有効になっていると使えません。グラフのクロスフィルタリングが有効だとズーム機能は使えません。

2.編集モードでは動作しない

ズームやパンは編集モードでは動作しません。編集画面ではなく、表示画面から確認してください。

3.Y軸しかズームできない

X軸はズームできません。あくまでY軸だけしかズームはできません。

対応しているグラフの種類

ズームとパン機能は、すべてのグラフで使えるわけではありません。以下のような座標型グラフでサポートされています。

  • エリア
  • 棒と縦棒
  • 折れ線と複合
  • 散布図とバブル
  • 時系列

これらのグラフでは、X軸、Y軸、または両方の軸でズームとパンが可能です。ただし、円グラフやゲージチャートなど、座標型でないグラフでは使えません。

まとめ

ズームについてはイメージがつくと思いますが、パンについては、Looker Studioの独自の機能のため、中々イメージがつきにくいと思います。ズームはグラフをズームして、パンはY軸を上下操作可能にしてくれます。
ただ、ズームしすぎると見切れるグラフがでてくるので、パンは補完的な機能です。
shiftを押す必要があるので、shiftを押すことを忘れないようにしてください。

なぜ、パンかは疑問ですが、この操作を知っているだけでかなり詳しい人だと思われるので、是非、ズームとパンをご活躍ください!

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この記事を書いた人

大学卒業後、ITコンサルタントに入社。その後、アドテク企業にてマーケティング業務に従事。Looker Studioを活用して様々な業務を効率化

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